PHIGVEL MAKERS Co. / HUNTING SPORTS JACKET


CATEGORY : Phigvel

PHIGVEL(フィグベル)より春夏シーズンに相応しいブルゾンが入荷しております。
リネン(麻)素材をボディに使用した、HUNTING SPORTS JACKET(ハンティングスポーツジャケット)のご紹介です。

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ブルゾンといえば真っ先に思い浮かぶ名品、英国の老舗ゴルフウェアブランドBARACUTA(バラクータ)のG4モデルを彷彿とさせるルックス。首元のデザインポイントでもあるドッグイヤーカラー、リブなしの裾仕様など、基本に忠実なディテール。ですが、もちろんPHIGVELらしいこだわりも随所に見受けられます。

最も特徴的且つ本製品を語る上で肝となるのは、その素材。
リネンといえばフワッとしたとろみのある風合いや手触りを思い浮かべる方も多いと思いますが、こちらはパリッと張り詰めたような質感。ごく細番手のリネン糸を超高密度に打ち込んだPHIGVELオリジナルリネンファブリックだからこそ、ブルゾンとして仕立てても型崩れを起こしにくく、きれいなシルエットを保持できるのでしょう。

また、独特の光沢感はプロダクトの見栄えを更に上質な雰囲気として演出くれます。洗いをかけるたび、徐々にその光沢は落ち着き、やがて失われていきますが、その頃には生地の表情に変化が起こり始めます。色合いにムラが生じたり、所々に素材の玉が表れてきたり。着用とともに刻まれるリネンならではのハードなシワの入り方を含め、経年変化も大きな醍醐味といえるでしょう。

この素晴らしいリネンファブリックは、日本でなければ織れないと言われる代物。
実は古くより麻織物を地場産業として発展してきた滋賀県で生産されています。
一般的にはあまり知られていないかも知れませんが、清らかな琵琶湖の水に恵まれた土地で良質なリネンを織る伝統産業は、現代までしっかりと受け継がれています。

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フロントのWジッパーにより、クラシック過ぎず、少しスポーティーでアーバンな印象に。
ジッパーは1930年代に実在していた米国ブランド「WALDES」社の復刻版を採用。決して滑らかにスライドするわけではありませんが、ラギッドで男っぽい雰囲気を演出するには欠かせないパーツです。

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シンプルなフロントスタイルに対し、オリジナルディテール満載のバックビュー。

オーセンティックなスウィングトップかと思いきや、ハンティングジャケットに備わる大きなゲームポケットが目を惹きます。スポーツアイテムにアウトドアの要素を取り入れた、PHIGVELらしいディテールMIX。

両サイドにシャーリングを設けることで、裾リブが無くても適度なフィット感を得ることができます。
多少の絞りが入ることで、身幅~裾が広がり過ぎず、全体のシルエットをシャープに整えてくれる役割も。

前から見るとセットインスリーブ(普通袖)、後から見るとラグランスリーブ仕様。これはビンテージスウェットやTシャツに、稀に見られる「スプリットラグランスリーブ」と呼ばれる袖の付け方で、主に運動機能性を重視したウェアに採用されています。少しマニアックではありますが、実用性に優れた合理的なディテールです。

リネンの特性である清涼感と通気性は、湿度が高くなる、これからの季節にこそおススメです。
ぜひ店頭にてお試しください。